X-ray Inspection System
体の検査などで使われるX線(レントゲン)検査と同じ仕組みの検査機です。コンベアで製品を搬送しながらX線写真を撮影し、画像の濃淡から様々な検査を行います。撮影写真を画像処理することで様々な検査を行うことができます。
金属、石、ガラス、プラスチック、骨などの異物を見つける検査をします。
X線検査機ではこれらの異物が商品の中に入り込んでいる場合でも見つけることができます。
製品の割れ、欠けなどを見つけます。
チョコレートやパイなどのお菓子類で割れやすい製品でよく使用されます。
内容物が包装にかみこみをしていないかを検査します。
シール包装機を使用されている場合、内容物を噛み込んだ状態で包装してしまうと、シール部から空気が入り腐食してしまったり、輸送中に内容物がとびでてしまったりすることがあります。かみこみ検査ではこのような可能性のある商品を見つけ、排除します。
製品内の個数や枚数が不足していないかの検査をします。
6個入りといった商品で4個しか入っていないトラブルを見つけ出します。もちろんX線検査機では製品を透過して検査しますので、不透明な包装でも検査することができます。
X線検査機は残念ながら万能ではありません。X線画像に映らないものは検査することはできません。
金属のサビやアルミ箔といった薄いものを検査するには、X線が透過してしまい検知することができませんので、金属検出機をお使いいただくこととなります。
また、軟骨や虫、髪の毛といった製品と性質が似ているものは、X線を当てても濃淡が出にくいので検出することができません。
製品の形状、内容物、包装形態、検査したい内容に応じて検査機を選ぶことが重要です。
お客様への要望に最適な一台をご提案いたしますので、お問い合わせください。実際の商品でのサンプルテストも行っております。