X線検査機

X-ray Inspection System

安全と安心をサポートする検査機



X線検査機はプラスチック、金属、ガラス、骨など異物混入検査から、形状検査、かみこみ検査などの不良品を見つけるための検査装置です。

X線検査機とは?

体の検査などで使われるX線(レントゲン)検査と同じ仕組みの検査機です。コンベアで製品を搬送しながらX線写真を撮影し、画像の濃淡から様々な検査を行います。撮影写真を画像処理することで様々な検査を行うことができます。

デュアルエナジー方式X線検査



どんな検査ができるの?

体の検査などで使われるX線(レントゲン)検査と同じ仕組みの検査機です。コンベアで製品を搬送しながらX線写真を撮影し、画像の濃淡から様々な検査を行います。撮影写真を画像処理することで様々な検査を行うことができます。

異物検査

金属、石、ガラス、プラスチック、骨などの異物を見つける検査をします。

X線検査機ではこれらの異物が商品の中に入り込んでいる場合でも見つけることができます。

形状検査

製品の割れ、欠けなどを見つけます。

チョコレートやパイなどのお菓子類で割れやすい製品でよく使用されます。

包装検査 (かみこみ検査)

内容物が包装にかみこみをしていないかを検査します。

シール包装機を使用されている場合、内容物を噛み込んだ状態で包装してしまうと、シール部から空気が入り腐食してしまったり、輸送中に内容物がとびでてしまったりすることがあります。かみこみ検査ではこのような可能性のある商品を見つけ、排除します。

欠品検査

製品内の個数や枚数が不足していないかの検査をします。

6個入りといった商品で4個しか入っていないトラブルを見つけ出します。もちろんX線検査機では製品を透過して検査しますので、不透明な包装でも検査することができます。



X線検査機は万能なの?

X線検査機は残念ながら万能ではありません。X線画像に映らないものは検査することはできません。

金属のサビやアルミ箔といった薄いものを検査するには、X線が透過してしまい検知することができませんので、金属検出機をお使いいただくこととなります。

また、軟骨や虫、髪の毛といった製品と性質が似ているものは、X線を当てても濃淡が出にくいので検出することができません。



メンテナンスは?

X線の発生源とセンサが消耗品となり、使用時間を超えると交換する必要があります。

交換の頻度はモデルによって異なりますが、従来のモデルに比べ交換頻度を少なくし導入からの生涯メンテナンスコストを抑えることができるモデル「XR75シリーズ」もありますので、導入時にご検討ください。

交換や修理、点検は弊社かメーカーのサービスマンが訪問し、交換しますのでご安心してお任せください。



ラインナップ

製品の形状、内容物、包装形態、検査したい内容に応じて検査機を選ぶことが重要です。

お客様への要望に最適な一台をご提案いたしますので、お問い合わせください。実際の商品でのサンプルテストも行っております。



デュアルエナジーモデル

KD74 DWZシリーズ

X線検査機 74DWZシリーズ

商品の重なりに強く、薄い骨片などの従来機では検出しにくい異物の検出を可能にした超高感度モデル。

高感度モデル

KD74-hシリーズ

X線検査機 74DWHシリーズ

高出力X線源、高感度センサを搭載し、金属球φ0.2mmの最高検出感度を実現した高感度モデル。

長寿命モデル

XR75 ALLシリーズ

X線検査機 XR75 ALLシリーズ

検出感度はそのままに、X線発生源、センサーの交換回数を減らしメンテナンスコストを減らした省エネモデル。

標準モデル

KD74シリーズ

X線検査機 KD74シリーズ

汎用性が高く、多くの実績を光るスタンダードモデル。

かみこみ専用モデル

XR75 KMシリーズ

X線検査機 XR75 KMシリーズ

かみこみ包装検査に特化したメカ機構・ソフトを兼ね備えたモデル。

大型モデル

KD7447

X線検査機 KD7447

出荷時の集合包装や原材料受け入れ時の大袋などをそのまま検査できる大型モデル。

エントリモデル

KD74 fシリーズ

X線検査機 KD74 fシリーズ

ドライ環境での利用に限定したコストパフォーマンスの高い入門モデル。